投稿日
December 25, 2022
最終更新
December 25, 2022
カテゴリー
マネジメント
タグ
エンジニア生産性
開発生産性 Advent Calendar 2022に投稿された記事で得た学びや「なるほど」と思ったことをまとめました。内容が気になる人はアドベントカレンダーを見たり、記事を直接読んでみてください!!!!
(投稿してくださった皆さん、ありがとうございます。)
「もったいない」マインドが逆に効率を悪くする。フロー効率とリソース効率から考えるチームで仕事をする理由
フロー効率性とは、「価値を届けるためのリードタイム」を重視して考える効率性のことです。リードタイムとは、たとえば、これがEコマースであれば、商品が注文してから届くまでの時間のことです。ソフトウェア開発においては、あるタスクやイシューが起票されてから実際にリリースされるまでの時間のことを指しています。この時間が短くなるほど、フロー効率が良いという言い方をします。
開発生産性について議論する前に知っておきたいこと
開発生産性の3階層
- 仕事量の生産性
- 作業量としてどの程度の仕事をこなすことができたのかの生産性
- レベル2以降の生産性が高いとは言えませんが、少なくとも作業の効率が悪いというわけではないことを評価するために使う
- 期待付加価値の生産性
- 仕事量だけではなく個々の施策がどの程度プロダクトにとって価値があることなのかを踏まえた生産性
- プロダクトチーム全体で価値があると「期待している」施策がどの程度リリースできたのかに注目することで、プロダクト開発に関する効率の良さやコストパフォーマンスの良さを評価する為に使う
- 実現付加価値の生産性
- 売上やKPIなどの実際のサービスに対しての貢献を評価するときに用いる
「頻度が質に転化される」
小さなタスクであっても実際にどのぐらいの数のリリースができているのか、そしてそれは障害無くリリースできているのかということを検証することで、開発チームやそのプロダクトの「成熟度」を評価するというもの。ある機能に必要なすべてのコード量が同じだったとしても、できるかぎり小分けに価値ある単位でテンポ良く提供していけば、それだけ、テストやリリースの回数は増えます。
コンテキストスイッチの生産性への影響とその対策、改善例
コンテキストスイッチとは複数のタスクを進めている作業者がタスクを切り替える際に、元のタスクの状態を記憶しておき、次のタスクの実施状況を思い出すプロセスを指します。
コンテキストスイッチは、生産性に悪影響があるため可能な限り減らすべき。
開発組織が事業のLTV最大化につなげる仕組みづくり
ELTV(従業員生涯価値)とは
ELTVとはEmployee Lifetime Valueの略で、在籍期間と組織に対する従業員の貢献度を推定したもの
ELTVを増加させるためには
- 採用後に成果を出すまでの立ち上がりの期間を短縮
- 時間の経過とともに、到達できるチームと個々のパフォーマンス、生産性の最大値を上げる
- 採用~退職までの期間を長くする
「コード品質?レビュー効率?いや、PR数だ!!!」
「PR数を増やすことによって、結果としてコード品質が高まっていく」という話。
PR数を増やす→PRのサイズを小さくする→レビュー効率が上がる→コードの品質が高まる。